子供のアトピー性皮膚炎が増加傾向にあるようです。

多くの病院やクリニックが、
幼児のアトピー性皮膚炎に対しても
ステロイドや抗ヒスタミン剤などを処方しているようですが、
これらはどれも所謂「対症療法」であって、
これが根本的な治療に結びつく事はありません。

 現在、これらの対症療法に替わって、
多くの場面で漢方薬が見直されています。

ここでは、子どもの腸の動きをよくする漢方薬として
「小建中湯」のお話をします。

 「小建中湯」は昔から弱々しい乳児に飲ませると
元気になると言われている漢方薬です。

この薬は具体的には腸を活性化させます。

 そのことで血行がよくなり、腸の粘膜に存在する
アレルギーに関わる細胞の動きを弱くすることができます。

 だから、アレルギー物質に対する過敏な反応を減らすことができるのです。

「小建中湯」というお薬の味は、
例えるならばシナモンの香りと飴の甘さというところです。

 苦い薬が多い中、子どもにとっても非常に飲みやすい
部類であると言えるでしょう。

 しかしながら、漢方薬は即効性がありません。

アトピーの専門の薬でもありません。

ですから、非常に疑問に思う親御さんも多くいる事と思います。

 しかしある程度の期間、継続して飲ませてみると
いつの間にか子どもが皮膚を掻きむしる頻度が減る、
という声、ステロイドなどの外用薬の使用量が減る、
などの声が寄せられます。

 飲む頻度ですが、朝夕の2回の内服でもかなり効果が期待できます。

家を離れるとき、幼稚園や学校に通う子どもたちも
昼に飲む必要はないのは嬉しい事だと思います。